水晶について

水晶とは

工芸品や宝飾品、占い師が使っていそうな水晶玉など、水晶は宝石の中でも比較的なじみ深いものでしょう。しかし実は、スマートフォンや無線通信、医療機器といった、私たちの生活とは切っても切れないほど身近なところで、水晶は重要な役割を果たしているのです。

化学的には、二酸化珪素(SiO₂)の単結晶体であり、圧電効果や優れた光学特性を有しています。珪素(シリコン)は、半導体(IC・トランジスタ)の材料としても利用されています。

電子部品用には、天然のものに比べ、不純物や結晶の欠陥が少なく性能が安定している人工水晶を使用しています。半導体が「産業の米」と呼ばれるのに対し、水晶は「産業の塩」と呼ばれています。

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